臨床研修医募集案内intern

医学生の声

村上総合病院での実習を終えて

医学生6年生 川間健太郎

村上総合病院脳神経外科の実習の特徴としては、以下の三つが挙げられます。

  1. やりたいことが明確なら、それをする機会が与えられる。
  2. 上級医との距離が近い。
  3. 思いがけない機会がある。

一つ一つについて説明していきます。

まず初日に何をしたいかを聞かれます。私は神経診察・救急での初期対応・腰椎穿刺や静脈採血などの基本手技、そして縫合を行いたいと答えました。実習中に静脈採血や動脈血ガスに関しては20回程度経験できましたし、腰椎穿刺を4回、縫合は6回ほど行う機会がありました。当直実習を2回行い、実習中に救急の患者さんがいらした際は、診察する機会をいただきました。

経験した手術としては

  • クリッピング
  • スパイナルドレナージ
  • V-Pシャント
  • 穿頭ドレナージ
  • 定位的膿瘍吸引術
  • 慢性硬膜下血腫除去術
  • 気管切開

があります。

どの手術でもかなりのことができますし、注意すべきポイントを教えて頂けます。
毎朝7時45分にカンファレンスがあり、そこで自分が担当する患者さんのプレゼンや、画像の読解を行います。カンファレンスではわからないことも多いのですが、質問すれば丁寧に教えて頂けます。

その後、病棟回診があります。病棟回診では一人の先生についていきます。身体所見を取ったり、国家試験的に重要な点や、医療を行う上で重要な点についてのミニレクチャーがあります。実際の医療を行う上での経験談や、ピットフォールに関してはあまり教科書には書いていないですし、経験の豊富な上級医から学べることは非常に多いです。

最後の思いがけない機会ですが、実習中に先生が座長をされる講演会で、間葉系幹細胞についての講演会に出席する機会がありました。その話を病棟の懇親会でしたところ、PTの方から間葉系幹細胞について話をして欲しいと言われ、何本か論文を読んでお話をすることになりました。

よく教えることは学ぶことだと言われますが、最新の医学的トピックスについて自分で調べてそれをまとめて話し、沢山の質問に答えるという経験は、私にとっては非常に貴重な機会でした。

以上のような恵まれた実習機会を与えてくださった脳神経外科の先生方、基本手技や患者さんと接する上で気をつけることを教えてくださった看護師のみなさま、僕の拙い話を聞いて下さった理学療法士のみなさま、言語リハビリテーションに関する本を貸してくださった言語聴覚士さん、実習を受け入れてくださった病院長や、事務のみなさまに感謝いたします。本当に充実した実習生活をおくることが出来ました。

この経験を糧に、今後も一生懸命勉強していきます。

村上総合病院での実習はおすすめです!

新潟大学医学部医学科6年 川井 洋輔

私は村上総合病院での実習を後輩におすすめします。共感できる部分があったら、実習先として候補に挙げてみてください。
まず、私が外科クールの病院選択の際に考えた基準は以下の通りです。

  1. 大学で学ぶ機会のない脳卒中の急性期からリハビリまでの流れを経験できる。
  2. 科の縛りにとらわれず、他診療科を見学できる雰囲気・病院規模。
  3. 住んでみたい地域。食べ物がおいしい地域。

以上の基準から実習先を調べ、村上総合病院脳神経外科を選択させていただきました。

ここからは実習の流れを紹介します。

脳神経外科での実習は朝7時45分のカンファレンスから始まり、前日の入院患者(1~5人程度)の症例検討を行います。画像の読影をし、その都度コメントを頂きます。力と度胸がつきます。

カンファレンス終了後は病棟回診です。バイタル、意識状態を確認しながら時間をかけて回ります。「GCS教えて」「小脳失調の所見をとって」ただ後ろについていくだけの回診ではありません。先生の質問に必死に食らいつくことで、常に考えながら患者さんに接する癖がつきます。看護師の方を含め、雰囲気は非常に和やかです。

毎日回診することで、救外で対応した方がリハビリで動きが良くなっていく様子、手術に入った方の意識状態が改善する様子、時には日々状態が悪化していく様子も目にします。

午後は手術・検査です。決して数が多いとはいえませんが、私にとっては一つ一つをしっかり準備して振りかえることができる丁度よい件数でした。また、準備をしていれば大きな機会を与えていただけ、非常に主体的に参加できます。手術日以外は救急外来で脳卒中のファーストタッチを行ったり、他科手術・検査・外来に誘っていただきました。いずれも見学ではなく実習になるよう、各科の皆さんが気にかけてくださいます。

決まりきった実習カリキュラムに違和感を感じている人、手術にたくさん入ることよりも患者さんの全身状態の把握や基本手技に重点を置きたい人、おすすめです。カリキュラムは興味に合わせて対応していただけます。私の場合は他科の診療を含め病院全体を見たいという考えを伝え、各科の先生と連携をとっていただきました。例えば、初期対応に力を入れて救急車がきたら何でも呼んでもらう、病棟に張り付いて手技系をひたすら経験させてもらう、等も可能だと思います。やる気と目的があればどこの病院にも負けない実習を行うことができるはずです。逆に言うと、実習はそこそこに流して国試の問題集を解く時間がほしいという方にはおすすめしません。

最後になりましたが、熱心に指導いた先生方、指導し見守ってくださった病棟の看護師のみなさん、いつも何気ない声をかけていただいた外来・手術室・放射線科・事務のみなさん、実習に協力していただいた患者さん・そのご家族、本当にありがとうございました。村上での経験を自信にして、今後も勉学に励んでいきます。

【実習で経験した手術・検査・手技(全19日間)】

■手術

脳外科:5件(慢性硬膜下血腫×2・腫瘍摘出術・クリッピング・血管内治療)
消化器外科:2件
泌尿器科:1件

■検査

3D-CTA:3件
腰椎穿刺:2件
胆嚢ドレナージ:1件

■手技

採血:37回
血液ガス:20回
ライン確保:7回 その他多数

村上総合病院での実習を終えて

医学生 6年生 赤嶺 学

6年生で行われる臨床実習Ⅱでは3クールの実習で内科・外科・マイナー科を一つずつ選択し、その内2つは学外の病院で自習を行います。私は外科の実習で村上総合病院脳神経外科を選択しました。
選択した理由は

  1. 大学病院での実習では見ることが出来なかった急性期の脳卒中を勉強したい。
  2. 私自身が地域密着型の中小規模の病院での初期研修を希望している。
  3. 他の診療科も見学できる。

の3点です。

朝のカンファレンスでは前日入院の患者さんの症例検討と画像読影を行います。これまで急性期の脳卒中の画像を実際に見る機会が無かったので本当に勉強になりました。

カンファレンス後は病棟回診を行います。この時に患者さんの意識状態の評価の方法や、神経学的な所見の取り方を丁寧に指導していただきました。ただ後ろについて回るだけではなく、実際に検者をさせていただける病棟回診は大変有意義なものになりました。採血、輸液ルート確保等の手技も沢山経験させていただきました。

午後は検査や手術です。数は多くはありませんが、毎回手洗いをして見学させていただきました。特に血管吻合を最初から最後まで顕微鏡下で見学させていただけたことは本当に貴重な体験でした。手術日以外は他科の手術や外来を見学させていただきました。どの科でも親切に指導していただきました。病院の雰囲気もとても良く、医療スタッフから事務、清掃員の方々まですれ違うと笑顔で挨拶をして下さります。

ちょっと田舎だけと、熱心な指導と最高の実習環境がある村上総合病院での実習は大変有意義なものとなりました。後輩の皆さんにもお勧めしたいです。

最後になりましたが、お忙しい中本当に熱心に指導していただいた脳神経外科の先生方、私の拙い手技にお付き合いいただいた看護師や患者さん方、突然の実習を受け入れて下さった他科の先生方、実習環境を整えて下さった病院スタッフの皆さんに感謝申し上げます。

今回の実習で学んだ多くのことを糧により一層精進したいと思います。

村上総合病院での実習を終えて

医学部6年 倉橋 崇史

6年生の実習は3クールあり、そのうちの1クールは大学での実習、2クールは外病院での実習を行うことになっています。私は外病院の1つとして村上総合病院の脳神経外科を選びました。この病院を選んだ理由は3つあります。1つ目は脳外科に興味があったこと、2つ目は救急実習も可能であること、3つ目は自分のやりたい実習ができるのではないかと思ったこと、です。よく6年生の実習は5年生の延長でしかなく、ほとんどが見学で終わってしまうことが多いといわれます。しかし、村上総合病院での実習は研修医に近い実習を送ることができたのではないかと思います。では実際にどのような実習をしてきたかについて述べていきます。

一日の実習は朝のカンファから始まります。7時45分から前日の入院患者の状態説明、入院患者についての説明、等を先生方が説明されます。カンファは4名の先生方で行われるため、質問しにくい状況はまったくなく、ざっくばらんに質問ができます。カンファ後は、病棟担当の先生との回診、看護師長とマンツーマンでの採血、点滴ルートとり、胃管挿入、フォーレ挿入等、とても丁寧な指導のもとで基本手技の実習を行います。一日に6、7人分の採血、3人程の点滴ルートとりを毎日行い、実習期間を通して100回ほどの採血を行ったのではないかと思います。初めのうちは自信がなかった採血も実習の終わるころには救急で運ばれてきた患者に対しても自信を持って採血、ルートとりができるようになっていました。午前中の回診、採血等が終わると外来へ行き外来の見学を行います。ここでも採血を行ったり、点滴ルートとりを行ったりしていました。救急車で運ばれてくる患者がいればその患者を見に行くことも可能です。救急のファーストタッチを研修医の先生と一緒に診察し、採血、ルートとり、動脈採血、を行っていました。このような基本手技は、研修医になれば必ず行う手技なので学生のうちに十分に経験しておくことは非常に有用であると思いました。見学で終わってしまう病院での実習ではできないことが、村上総合病院では実際に手を動かして経験することが可能です。午前中はこのような実習を行っていました。午後は脳外科の手術が入っていればそれに参加します。この手術もただの見学ではなく実際に手を動かして手術に参加します。私が行った手術は慢性硬膜下血腫にたいしての血腫除去術です。実際にメスを握り、頭にメスを入れる、止血する、頭蓋骨に穴を開ける、硬膜を切開する、血腫を吸引する、皮膚を縫合するなどを行いました。脳外科の手術が無い時は、研修医の先生について実習を行いました。エコーの練習、心電図の練習、脳波測定、MRI、消化器内視鏡見学、心カテ検査見学など、脳外科以外の科も見学することができました。夜は基本何もないので自由ですが、当直も見学しました。当直もただ見ているだけでなく、実際に採血したり、ルートをとったり、CT室までついていったり、その検査結果を先生方と一緒にみたりして見学以上のことができたと思います。一日の実習はこのような感じで、脳外科が中心ですが、そのほかの科も見学したり実際に検査等に参加したりできるという点は、他の病院とは違うところであると思いました。また、村上総合病院では、粟島浦遠隔診療も行っているので、その見学もしました。さらには粟島浦の診療所へも1泊2日で見学に行きました。離島の医療事情をじかに実感できたことは、とても良かったと思います。次に実習以外について述べます。

実習以外についても、他の病院ではない良い点が多くありました。夕食は週に2、3回は先生方のおごりです。私は、様々なおいしい店につれていっていただきました。村上牛、海鮮物、高級料亭、高級寿司などです。船上バーべキュー大会にも参加させて頂いたり、カラオケにも行ったり・・・。軟式野球の練習試合に参加したりもしました。さらには温泉へも連れて行ってもらいました。と本当に他の病院では経験できないことが多くありました。

最後に1ヵ月間の実習期間中、丁寧にご指導していただいた脳外科の先生方、病棟で基本手技を丁寧にご指導して頂いた看護師長、および看護師のみなさま、外来の看護師のみなさま、粟島浦診療所の看護師のみなさま、また学生を暖かく見守って頂いた患者さまのみなさま本当にありがとうございました。また、実習を受け入れていただいた病院長に深くお礼を申し上げます。村上総合病院で充実した実習を送らせていただき本当にありがとうございました。

村上総合病院実習の感想

新潟大学医学部6年 近藤 修平

私は正直なところ自分が不器用なこともあり、外科系にやや苦手意識があったため毎日手術室に入って何件も手術をみるような病院よりは、そうではなく他の救急などの分野や様々なプライマリケアの観点で学びたいと思い、それが可能ではないかという考えで6年生の実習の3クールのうちの1クールを村上総合病院での実習を希望しました。

実習の内容としては私の前のクールで回った倉橋さんとほぼ同様で、村上病院では積極的に手技や患者さんの診察などを経験させてもらい大変ありがたかったです。もちろんまず見学してその内容を勉強、イメージすることは必要ですが、実際に経験することで自分に何が足りないかもっと何をきいたり、練習したり、考慮しなければいけないかなどを考えることができたので非常に良い経験になりました。特に慢性硬膜下血腫の手術とその後の患者さんの劇的な機能の改善や、心肺停止で運ばれてきた方に対して蘇生を試みたことなどは非常に印象的でまぶたを閉じると細かな点まで思い起こすことができます。また毎日採血や点滴などで私の下手さにも関わらず協力してもらったり、回診についていたりして、先生や看護師のみなさまもそうですが、患者さんにも教えてもらっているということを強く感じることができました。

また、実習中は救急を見学したり時間があるときは外科や整形外科の手術もみせてもらい、その都度、先生方には丁寧に指導してもらいありがたかったです。おかげさまで、学生の自分としてもいろいろな所をみてみたいと思える環境であり、苦手意識のあった外科系の手術に関してももっとみて、勉強していきたいと思うようになっていきました。

粟島で離島の診療所を見学する機会もあり、夏のこの時期観光地という側面でしか今までみていませんでしたが、離島における医療の不安とテレビによる遠隔診療の重要さを鑑みることができました。

村上病院での実習は非常に充実したもので大変有意義な時間を過ごすことができました。要望があるとすれば、スタッフの皆様お忙ししですし、宿舎の問題などもあると思いますが、もう一枠学生実習の枠を増やしていただけると学生も来やすいのではないかと思います。

最後に、1ヵ月の実習期間、お忙しい中時間を割いて丁寧にご指導していただいた脳外科の先生方、看護師のみなさま、他の科の実習でありながら指導してくださった先生方、多くのことを学ばせていただいた患者さんのみなさま本当にありがとうございました。また実習を受け入れてくださった病院長、事務の方々に深くお礼申し上げます。また将来お世話になることもあるとは思いますが、その機会がありましたらよろしくお願い致します。