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年1回島で実施される粟島健診にて研修を行いました。
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2022年6月1日
健診粟島での健診を経験して （1年目研修医 鬼頭 秀生）
5月19日、20日の2日間、粟島の高齢者の方々を対象とした健康診断のお手伝いをしました。
主に担当した業務は静脈採血と血圧測定でしたが、業種関係なくみんなで設営、片付けまで力を合わせて行い、自分たちで健診を運営したんだという満足感や、チームの一体感を強く感じることができました。
島民の方々は皆さん暖かいお人柄で、優しく接してもらい、見えにくい血管でも「普段はここからやってもらって
るんだよ」と穿刺部分をおしえてもらったり、「痛くなかったよ、ありがとう」などと声をかけてもらいました。
初めての業務で緊張していた医療従事者の僕達の方が、逆に暖かい心で包まれ、癒されたような感じがしました。
さらに驚いたことは、先輩職員の方々と島民の方々の距離感が近く、何年も連続で島にいらっしゃる指導医の先生
なんかは、誰がどこに住んでいて、家族がどうなっていて・・・などという話を覚えてらっしゃり、健診の途中で
も思わず世間話が盛り上がったりもしていました。
また、新米の僕にも「村上総合病院にはいつもお世話になっています」などとも、よくお声をかけてもうらうこと
があり、村上総合病院に勤務していることを誇らしく思いましたし、自分もはやく一人前の戦力になりたいとも感
じました。
他にも「島民ひとりひとりの血管の走行を覚えている」という島の診療所で勤務する看護師さんからも優しく色ん
なことを教えてもらい、美しい景色や新鮮で美味しい海産物に囲まれて、貴重な実務経験をこのような素晴らしい
環境で積むことができ、とても感謝しています。
指導医の小出先生と。粟島までフェリーで１時間35分（高速船だと60分）。新潟大学からの実習生も参加しました。
