リハビリテーション科

DEPARTMENTS

リハビリテ-ションには、理学療法・作業療法・言語聴覚療法があります。

外来診療について

施設基準 脳血管疾患リハビリテーション料(I)、廃用症候群リハビリテーション料(I)運動器リハビリテーション料(I)、呼吸器リハビリテーション料(I)、がんリハビリテーション料
職種 理学療法9名、作業療法士5名、言語聴覚士5名、事務員1名
診療時間 8時30分~12時30分、13時30分~17時(日曜祝日を除く)
  • ※ 外来診療は月曜日~金曜日まで診療、土日祝日は休日
  • ※ 外来はすべて予約制
  • リハビリテーションセンター入口

リハビリテーション科のご案内 動画

理学療法

理学療法とは、病気やケガなどにより身体に障害を持った人々に対し、身体と心の両面から機能回復、維持を図り、生活の質の向上を促す療法の一つです。
理学療法の対象は生活習慣病(脳卒中・心筋梗塞・がんなど)や、高齢化(変形性関節症・脳卒中・認知症・骨粗鬆症・骨折など)、小児疾患(脳性麻痺・筋ジストロフィー症等などの肢体不自由や精神遅滞など、小児期からの精神発達障害)、交通事故(切断・脊髄損傷・骨折・頭部外傷など)、スポーツ障害、呼吸器疾患(肺気腫・慢性気管支炎など)、その他(RA・パーキンソン病などの神経難病)などにより身体に障害をお持ちになった方々です。
具体的には筋力・関節可動域・バランス能力の改善などを通じて、日常生活活動(起きる・座る・立つなど)・歩行などの運動機能を高める運動療法、温熱療法・水治療法・光線療法・電気療法などにより痛みや循環の改善を図る物理療法、日常生活を円滑に行うために必要な動作の助言・指導・訓練などを行う日常生活動作訓練、車いすや補装具の調整、介護指導、退院前にご自宅に訪問しての住宅改修へのアドバイスなどを行っています。
当院においては、脳血管疾患、骨折、変形性の関節症などにより身体に障害を持たれた方、内科の治療や外科の手術後で身体機能が低下した方、小児発達障害の方などに理学療法を提供し、その方がその人らしく生き活きとした生活が送れるようにお手伝いさせていただいております。

作業療法

  • 作業療法は、病気やけが、もしくは、生まれながらに障害がある人など、年齢に関係なく、日常の生活に支援が必要な方に関わります。
  • 作業療法の目的は、基本的能力(運動精神機能)・応用的能力(食事、トイレなど生活で行われる活動)・社会的適応能力(地域活動への参加、就労・就学)の3つの能力を維持・改善します。また、環境の調整や、社会資源や諸制度の活用を促し、健康の維持・増進など、その人らしい生活の獲得を目標とします。
  • 以下のような作業活動を、治療や支援もしくは、指導の手段としています。
    *日常の身の回りの作業
    *家事など生活を維持するための作業
    *仕事などの生産的作業
    *趣味などの余暇的作業
    *地域活動などの作業

当院の作業療法士も「その人らしい」生活を応援しています!

言語聴覚療法

言語聴覚療法では言葉・聞こえ・飲み込みに障害を持つ方に対する訓練・援助を行っています。
当院での主な言語聴覚療法の対象は、成人領域では失語症(言葉や文字が出にくくなる・理解ができなくなる)、構音障害(呂律が回らない・滑らかに出ない)、高次脳機能障害(記憶・集中力・遂行機能などに障害が出る)、認知症および嚥下障害(飲み込みが悪くなる)等があります。また小児領域では、ことばや発達、認知機能などの問題が対象となります。
人間にとって「ことば」は自分の意思や感情を表現し、他者とコミュニケーションをとる大切な手段であり、物事を認知し、考え、記憶することにも重要な役割を果たします。また「食べること」も必要な栄養や水分を摂取するのは勿論のこと、同時に食事をする楽しみや他者との団らんの場としても、私たちの生活を豊かにします。
言語聴覚療法では「人間らしさ、その人らしさ」や「生きる喜び」を取り戻すためにリハビリテーションを通して、御本人や御家族が抱える悩みや不安にも一緒に向き合います。

リハビリテ-ションとは、心身に障害がある人に対し、その障害を可能な限り回復させると共に残存機能をできるだけ活かして、日常生活が自立できるように援助することです。当院では、脳血管障害、頭部外傷、整形外科疾患、内科疾患、小児疾患及び発達障害、耳鼻科疾患等に対してリハビリテ-ションを行っています。